WildCat FM /技術局 /きれいな電波と、いい音のために(特別編)
音のレベルを正しく規正するのは、音質を云々言う前の話なのだ!
放送やレコーディングにおいての音の基準は重要なものです。
デジタル世代の今は、限界点が有るので基準値を見出すのが、楽になって来ましたが、
インターネットのWEBラジオなどを聞くと各局(各自)バラバラなレベルで、
聞き手であるリスナーがラジオのボリュームから手が離せない様な不安定な放送は聞いて、
放送やレコーディングの現場では、テストテープやレコード(CDを含む)が
WildCat FMは、これらのテストソースはBroadcast
Stationとして、最初に必要な音源として、
各放送局が放送開始前に1000Hz又は400Hzの信号音を送出しているのは音のレベルを正しく規正し
PCで行なう録音再生においても、またインターネットのWEBラジオなどでも、当然、有ってしかるべきなのですが私の知る限り正しいテストソースが、インターネットの何処を探しても、見当たらないのはおかしな話です、WEBラジオ等の為には、WAVの録音再生の基準となるものが必要です。
WAVの16Bit/44.1KHzサンプリングは、EIA規格のCDと同一であり正のフルスケールのピーク値は
32767/&h7FFF 、負ピーク値は -32767/&h8001の値である、この値が真の0dBとなります、音の精度を保つためには外部録音された物(コピー)では精度が出ないのは当然の事である、テスト音源としての精度を満たすためには数値データーからデジタル的に生成された信号源が必要です。
デジタル生成された1KHz/0dBのWAV信号をTWEで見ると、こんな感じ!
CoolEdit2000で見てもデジタル信号なので精度に変わりはない。
WaveSpectra で、再生するとこんな感じ!
CoolEdit2000のアナライザーでも、同様に高品位な信号である事が確認できる。
と、言う訳けで今回は、PCで行なう録音再生のレベル規正が正しく出来る。
言い忘れましたが当然デジタル信号なので1000Hz(1KHz)と言うのは存在しません。
したがって一般的にオーディオで使う基準信号である1000Hzの信号はデジタル的に生成出来ないのです、デジタルの世界では、1000Hzは-3Hzズッコケて120Hzでは127Hzと+7Hzもずれているのが現実です。
音声レベルに話を戻すが、腐ったPCのサウンドボードによっては、歪んで 0dBが正しく再生出来ない物もあります、また、録音ソフトによっても 0dBに達しないのに内部飽和してフルスケールの録音が、出来ない事もあります、そのようなサウンドボードや録音ソフトでは基準が満たされていないので正しい音など再現できません即廃棄処分しましょう。
この音声データーは、WAVですので、このままPCで音楽CDとしてCD-ROMに焼けば0dBの絶対値が再生できるCDが出来ますので、CD player ⇒mixer ⇒FM Processor/Limiter ⇒FM Exciter 等の校正音源としても有効なものになると思います。
この音源を使用する事でWEBラジオ、FM放送において100%変調を正確に、見い出す事ができます。
日本におけるFM放送の最大周波数変移変移は皆さんご存知のように、150KHzとなっています、EIA001.lzh
を再生した時、100%変調であり校正された送信機においては、その周波数変移が150KHzとなりますが、EIA002以降を再生しその再生信号が1000Hzを超えた時点で過変調になります。
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警告
この音源を使用したFM送信機等のテストに関して!!! 日本ではFM放送の100%変調の周波数変移は150KHzとなっています、この音源を不用意に再生すると過変調を招く危険性が有り近接チャンネルに障害をもたらす可能性ががあります、テスト音源再生による変調波の帯域拡散等には十分な注意をはらった上で実行して下さい。 |
自局が出している電波の周波数変移が、わからない又は上記の文面自体の意味がわからない等の状態で、あるなら貴方はBroadcastの基本的な知識を改めて学ぶ必要があります。 |
なお、技術的な質問等に関してはメールにてお問い合わせください。
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2002/07/10 last modified on 2005/10/14
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